少女との出会いが夢をくれた!「風夏」を読んでみた。

風夏

過去の「涼風」とか「君のいる町」を読んでいないので比較することなく読むことができました。正直いってヒロインが死んでからが本番な作品で、主人公が成長していく姿がとても眩しくとても応援したくなる作品です

あらすじ

電波があるから始まる恋、電波がないから始まる恋。――榛名優は、絶えずスマホを手放せない少年。彼が出会った少女、秋月風夏はいまどき携帯電話を持っていない少女。 最近、優がツイッターで繋がったのは、なんと大人気歌手の氷無小雪。 ある日、優は風夏に誘われ小雪のライブへ! 実は、小雪と優は昔なじみなのだが、それを風夏に言えぬままライブの幕が上がる。その瞬間、小雪、優と風夏……3人の視線と想いが交錯する――!! 真夏に始まるトライアングル!!

読んでみた感想

この作者の作品を読むのは初めてなのですが、一時期話題になっていたので読んでみました。

正直あらすじの様な軽い感じの作品ではなく、途中でヒロインが死に一回は解散したバンドを再結成し、武道館を目指す作品になっています。

最初の方は、イマイチ盛り上がりに欠け、主人公やヒロインにちょっとイラッとさせられましたが、序盤でヒロインが死んだの境にかなり面白くなりました。

内気で主体性のない主人子は、あることがキッカケでバンドを始めることになりました。バンドを通して少しづつ積極的なっていく主人公ですが、バンドが軌道に乗り始めた頃、バンドのリーダー的存在であったヒロインは交通事故で亡くなってしまいました。それに伴いバンドは解散。そして主人公はヒロインの死に耐えられず無気力状態になってします。

それぞれのキャラクターがヒロインの死に折り合いをつけようとする中、主人公は携帯に残されていた風夏からの伝言を聞きます。

その伝言を聞いて主人公は、風夏が夢見ていた武道館でのライブを実現させるためにバンドを再開することを決めるのですが、内気だった主人公がもう一度バンドのメンバーに声をかけるときの目が、かつての主人公と違いヒロインと同じまっすぐな目をしていました。そしてメンバーにヒロインの意志を継いでではなく、武道館を目指しているのは自分の意志だ言い放ちます。

初めは内気で主体性がなく見ていて凄くイライラさせられましたが、ヒロインの死を乗り越えるだけではなく、主人公の成長を感じさせてくれる展開に感動しました。

この作品の好きなところは、「聴く」だけではなく「自分で弾く」に移行し、「バンドやりたい」から「自分で作ればいい」に移行するまでの雰囲気がよく描けており、「これをやりたい」「こうしたい」という気持ちをしっかり書かれているところです。誰しも初めは出来ないが「これをやりたい」「こうしたい」という気持ちが実現に向かう大事な一歩であることを教えてくれる作品ではないかと思います。

読んでいない人はおすすめする作品なので是非一度読んでみてください!

ではまた!

風夏

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