家族愛や人との繋がりが描かれた「魔法使いの嫁」を読んでみました。

魔法使いの嫁

「家族愛」や「異性愛」「人との繋がり」を繊細に描いた「魔法使いの嫁」を読んでみました。

不器用なキャラクター達の今後の変化が楽しみな作品で、読むと心が温まるそんな作品です。

あらすじ

羽鳥チセ15才。

身寄りも、生きる希望も、術も何一つ持たぬ彼女を金で買ったのは、悠久の時と寄り添うヒト為らざる魔法使いだった。

彼に「弟子」として、そして「花嫁」として招き入れられた時、少女の中で停まっていた針がゆっくりと動き始めていく。

読んでみた感想

主要人物であるエリアスは、4巻まで詳しい正体について書かれていませんが、妖精と人間の間の存在で、外見は人間の体に鹿の頭骨のような顔をしています。

主人公のチセは、特殊な力のせいで家族が壊れ母親に殺されかけたことが原因で、自分のことを好きになれずどこか人生を諦めたようなキャラクターです。

世界観は「魔法」や「魔術」などが混在し、それらは存在することが認識されており、人身売買が普通に行われている世界。少々盛り込みすぎていて、世界観を理解するのが大変な印象でしたが、この作品の特徴は「魔法」や「魔術」が混在する世界での生活を描いた外面的な話ではないことです。

この作品の特徴

「魔法使いの嫁」の一番の特徴は、「家族愛」や「異性愛」、「他人との繋がり」といった、内面的な要素が繊細に描かれた作品であることです。

自分がどこから来たのか、これからどこに行けばいいのか、感情とは何なのか。何一つ覚えていない主人公が、初めは人間の感情について知るためにチセを買ったエリアスは、チセとの生活を通して少しづつ感情というものを覚え始め、少しずつチセに惹かれ始めます。

また、チセは過去に母親に殺されかけると言う過去があり、それを「解けない呪い」としてチセの心を蝕んでいます。その過去が原因で、自分を愛するきっかけが見つけられず今後の人生をどこかで諦めていました。

母親に疎まれ、学校では虐められ、最終的には売られるといった人生を歩んできて、自分の好意の示し方が分からず結果、エリアスに依存していきます。

そんなエリアスとチセが周りのキャラクター達との交流を通して、温かみに触れ少しずつ変わっていくところは、2人とも不器用だなと感じる反面、どこか心が温まるそんなキャラクター達です。

まとめ

「魔法使いの嫁」を読んで「家族愛」や「異性愛」はそうですが、何より「人との繋がり」「過去から未来への繋がり」を一番感じました。

不器用なエリアスとチセが、ドラゴンや精霊達と触れ合う中で少しずつ変わっていく様子はとても感動し、今後の展開をとても楽しみにさせてくれます。

ぜひ一度読んでみてください。

ではまた!

魔法使いの嫁

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