「私、能力は平均値でって言ったよね!」の感想。ぶっとんだ能力の主人公が普通の女の子を目指す!

私、能力は平均値でって言ったよね

今回たまたま見かけた「私、能力は平均値でって言ったよね!」を読んでみました。

最近流行りの「異世界転生もの」かと思いきや、全体的に読みやすく、「ぶっとんだ能力の主人公が普通の女の子を目指す!」という設定に、気がついたらこの作品のファンになっていました。

「異世界転生ものかぁ。」と避けずに是非一度読んでもらいたい作品です。

では感想をどうぞ!

あらすじ

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。

自分が以前、栗原海里という名の18歳の日本人であったこと、幼い少女を助けようとして命を落としたこと、そして、神様に出会ったことを……

出来が良過ぎたために周りの期待が大きく、思うように生きることができなかった海里は、望みを尋ねる神様にこうお願いしたのであった。

『次の人生、能力は平均値でお願いします!』

なのに、何だか話が違うよ!

3つの名前を持つ少女、剣と魔法の世界で、うっかりS級ハンターなんかにならないように気を付けて普通に生きて行きます!

だって、私はごく普通の、平凡な女の子なんだから!



読んでみた感想

最近流行りの「異世界転生もの」ではあるが、シリアス過ぎず、コメディ過ぎず、派手さはないが、じんわり楽しめる作品。

事故で死んだ主人公が、神様から別世界に転生させて貰う際に好きな能力を貰うというテンプレ的な展開かと思ったら、主人公は望んだのは特別なことは何もない平穏な人生。

そこで主人公は神様に願いました。

「次の人生の自分の能力は、平均値でお願いします」

しかし認識の違いから、主人公の能力は「人間の能力の平均値」ではなく「全生物の平均値」。その結果、主人公はのスペックはとんでもないことになります。

体は大きな魔物の強烈な一撃を受けてもかすり傷一つ付かないくらい頑丈で、魔力量は魔力ゼロと魔力の最大値の平均値だが、人間の6千8百倍もあり、力もおそらく古竜の丁度半分程度で、指先でドアノブを曲げられる程。

そんなぶっとんだ能力を本人は隠しているつもりでも、周囲には丸わかり。普通に生きようとすればするほど、目立ってしまう。勘違いとツッコミ満載で、どこか抜けていて、よくうっかりをやらかす主人公が魅力的に感じます。

またテンポも良く、話の舞台を次々移して展開していくため、グダグダしないのと、変な陰謀とかも無いのでストレスフリーでとても読みやすい作品です。全体的にコントのような軽い感じがあるので、王道な転生ものが好きな人には合わないかもしれません。逆に、鬱な展開が苦手な人は楽しめるはずです。

第1巻はプロローグ的な位置で、第2巻から自分の正体がバレそうになった為に舞台を移して冒険者になってからが、この物語の本番です。

物語の「魔王を倒す」とかの目標が存在してなく、「ただ普通に過ごしたい」という目標で話が進行していくので、今後の展開がどうなるかすごく気になります。

挿絵のあるものを読みたい人は、「アース・スターノベル」公式サイトからお試し版を読むことができ、とりあえず全部の話を読みたいという人は、「小説家になろう」から読むことができます。

気になる人は是非一度読んでみて下さい。

まとめ

はじめは「また転生ものか。面白いのか?」とか思いつつ読み始めましたが、読んですぐこの作品ファンになりました。

主人公のうっかりしている所や、能力を隠しきれていなく、普通からどんどん遠ざかっていっている所など、魅力的な部分が多くあり、他のキャラクターもそれぞれの見せ場があり、すごく読みやすかったです。

最近「小説家になろう」作品は、テンプレートの焼き増し作品だとか何とか言われており、否定的な意見を聞くことが多いですが、個人的には「ストーリーやキャラが面白いかどうか」、「その面白さを存分に伝えられるような文体かどうか」だと思っています。

なので今後も「小説家になろう」作品で面白い作品を見つけたらどんどん紹介していきたいと思います。

ではまた!

私、能力は平均値でって言ったよね

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