今回紹介する作品は「君は月夜に光り輝く」という作品です。

この作品は「発光病」という不治の病で入院している少女と、大切な人の死から時間が止まってしまった主人公の物語。

いつか来るであろう「大切な人の死」と、「その後の人生」を、あなたはどう受け入れますか。

「 君は月夜に光り輝く 」あらすじ

大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。

月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。

彼女の名前は、渡良瀬まみず。余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。

読む人みんなが涙――この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼、loundrawも大絶賛! “今を生きる”すべての人に届けたい、最高のラブストーリー。

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「 君は月夜に光り輝く 」を読んだ感想

「親しい者、愛する者の不幸な受け止め難い死」を経験して時間が止まってしまった登場人物たち。

  • 姉の「死」を受け止められないまま、三年前から時間が止まっている主人公。
  • 「姉の次は息子が死んでしまうのではないか」という怖れに取り憑かれている主人公の母親。
  • 兄の「死」やヒロインとの出会いを通し、「何故美しい人間が死ななきゃいけないのか」悩み続ける友人。

「死んだら後には何も残らない、だから生きてることに意味なんてない」という主人公の生死観は、ヒロインと出会い少しづつ変化していきます。

一番印象的だったシーンは、ラストの屋上のシーン。

生きていて、例えば忘れてく自分が怖いんだ。

君の笑い方を、声を、その激しい喜怒哀楽の表し方を、君の息の吸い方や吐き方のかわりに、英単語とか、くだらないクラスメイトの名前、新しい道順、そのうち名刺の渡し方なんかを覚えてく自分が怖いんだ。

あなたのせいで、私はもう、生きたくてしょうがないの。

私は、これから先、生きたらどうなるのか、知りたいです。

私のかわりに生きて、教えてください。この世界の隅々まで、たくさんのことを見て聞いて体験してください。そして、あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください。

純粋に何て綺麗な文章だろうと思いました。

「大事だと思っていたことを無意識に忘れていってしまう感覚への恐怖」や「こんな辛い世の中でももっと生きたいという願い」など、「死」に対して大人になりすぎていた主人公とヒロインの様々な想いや感情が、このラストのシーンに凝縮されていました。

「 君は月夜に光り輝く 」を気に入ったあなたにおすすめの作品

この作品を読んで、気に入ったあなたには、電撃文庫の「Hello,Hello and Hello」がおすすめです。

この作品は、一週間ごとに、築いた縁が、そこに居たという証拠が、交わした約束が消されてしまう少女の恋の物語。

読み終わった後には、寂しさと幸せと色々な感情が溢れてきて、嗚咽を漏らすほど感動してしまいました。

「 Hello,Hello and Hello 」の感想。この物語はきっと「世界で一番幸せな恋の話」。

2018.06.09

気になった方は是非一度読んでみてください!

君は月夜に光り輝く

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