【ゲーム活動】「 戦場のヴァルキュリア4 」の感想。戦争を通して描かれる悲しくも熱い青春

戦場のヴァルキュリア4

7年ぶりに続編が発売された「 戦場のヴァルキュリア4 」ですが、「戦場のヴァルキュリア」ファンだけでなく、初めてシリーズに触る人にもオススメしたい作品でした。

あの戦争こそが、僕たちの青春だった。

今作で4作目になる戦場のヴァルキュリアシリーズですが、個人的には1番面白かった。戦場を通して生きる登場人物達の姿に心動かされました。

物語が進むごとに問われる正義の所在

「戦場のヴァルキュリア」シリーズは、ヨーロッパ大陸の中で強力な軍事力を持つ「帝国」と「連邦」との間で勃発した「第二次ヨーロッパ戦争」が舞台になっている。

連邦に所属する主人公・クロード達の視点で展開する話の中で、帝国は侵略略奪を行う悪者として描かれる。

物語の中盤までは、資源欲しさに侵略を続け、ヴァルキュリア人たちを実験台にし、連邦に資材を売ったものは処刑されて吊るされるなど、帝国は明確な「悪」に映るだろう。基本的にその立ち位置は最後まで変わらない。

しかし戦争は人の倫理観を大きく狂わせる。
ヴァルキュリア人を実験台にするのは帝国だけかと思っていたプレイヤーは、立ち入り禁止領域にいたアンジェリカが登場して、連邦もヴァルキュリア人を実験台にしていること察する。

連邦が開発したのは、ヴァルキュリア人を燃料に使った大型船と爆弾。
帝国に勝つためにはアンジェリカを燃料にして帝国まで進み、アンジェリカごと爆発させるしかない。

物語終盤で起爆スイッチを前にクロードがしたリアクション。
戦争を終わらせる為に仲間たちを犠牲にしてきたのに、その想いに応えることが出来ないまま停戦してしまった時の悔しさ。直前に仲間を見殺しにしてここまで来ているだけに、その悔しさはプレイヤーも感じるかもしれない。

結局のところ戦争に正義というものはなく、誰もが等しく「悪」なのかもしれない。でもそんな世界でも懸命に生きるキャラクター達の姿に心動かされるのがこの作品の一番の魅力だと私は思います。

自分の信じたものに命をかけるキャラクター達

この作品の一番の魅力は、先ほども述べましたが懸命に生きるキャラクター達の姿。それぞれのキャラクター達が戦争という地獄の中で自分の信じたものの為に戦います。

戦場のヴァルキュリア4

画像引用元:http://portal.valkyria.jp/vc4/

まずは、ラズについて。いわゆるお調子者キャラとして描かれるラズは、正直序盤はかなりウザい。仲間の制止を振り切り勝手に敵に突っ込んだり、そのせいで仲間が危険にさらされる事がしばしば。リーダーキャラじゃなかったら真っ先に部隊から外すくらいウザい。

しかし物語が進むごとに、彼の言葉はクロード達を前に進ませるための原動力となり、これ以上にない仲間になる。

中でも一番カッコいいシーンは、大切な仲間を守るために、大切な仲間を犠牲にする。そんな作戦を考えてしまった事に悩むクロードにいつもの調子で接するシーン。

いやあ、光栄だね!

~中略~

だけど、今じゃお前は押しも押されぬ総大将で、誰もがお前の判断を信じてる。
なぁ・・・・分かるか?俺もだ。俺も、信じているんだ。
自分の信じる上官に、艦の命運をかけた一大作戦を任せてもらえるなんて名誉の極みだ!

~中略~

いいや、言え!お前の口で、命令してくれ!
だったら・・・!俺を信じて、任せてくれよ!
任せてくれ!大将!

引用元:http://portal.valkyria.jp/vc4/

死ぬことが確定している作戦に、こんなに明るく、力強く返答できるだろうか。
この作戦を必ず成功させてくれると、これ以上にない仲間だと、プレイヤー確信させるだけのラズの魅力が凝縮されていた。

戦場のヴァルキュリア4_ラズ

画像引用元:http://portal.valkyria.jp/vc4/

そしてもう一人は、かつて仲間だったが帝国の将校になったカイ・シュレン(フォルセ)。

帝国に寝返ったキャラクターで、クロード達と何度も戦い死ぬ間際に願ったのは、連邦に実験台にされていたヴァルキュリア人の救済というから、やるせない。

連邦軍の極秘任務で実験台にされているヴァルキュリア人の存在を知り、それを助ける為に連邦を裏切り、妹をスパイにし、かつての友人のラズを殺し、最後は妹に殺される。

最後の最後で出た言葉は、今までは飄々としていたカイの本当の気持ちが分かる良いシーンだった。

分かっている・・・おれは多くの過ちをおかした・・・・。

それでも・・・・守りたかったんだ・・・・。

歪み切ったこの世界で・・・何にも染まらずに・・・・真っ白なまま生きる・・・・この・・・・少女を・・・・。

でなければ・・・俺たちは・・・・何のために・・・・戦って・・・・。

引用元:http://portal.valkyria.jp/vc4/

もしかしたらこの物語で、一番戦争によって歪まされたキャラクターかもしれない。

戦場のヴァルキュリア4_フォルセ

「戦場のヴァルキュリア4」まとめ

ストーリー ★★★☆☆(3)
キャラクター ★★★☆☆(3)
ゲームシステム ★★★★★(5)
ゲームバランス ★★★☆☆(3)
総合評価 ★★★★☆(4)

と絶賛してきましたが、真エンディングの条件分岐はちょっと面倒でした。

ただでさえ面倒なラスボスを、ターン短縮でもう一回やらされるとは思いませんでした。あと終盤の擲弾兵の無双具合が半端無かった。対戦車兵が不要になりましたね。

それにしても、クライマリア可愛すぎませんか?
実験体としての生活を強いられていたために人との関係を持つのが苦手で、一見冷血・冷酷・寡黙だけど、誰かに必要とされること、人の温かさを求めているとか、そんなん惚れてしまいますわー。

いやークライマリアが幸せになってくれて良かった!

ではまた!

戦場のヴァルキュリア4

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